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低血糖とは?

 糖尿病の治療では血糖を下げるために、内服やインスリン注射が行われます。しかし、逆に下記の際は血糖が下がり過ぎてしまうことがあり、これがいわゆる低血糖という重篤な状態を引き起こすことにつながります。
○通常の食事をしなかった時
○激しい運動をした時
○入浴をした時
○薬の量が多すぎた時 

 正常の空腹時の血糖は70〜110r/dlと安定しています。特に、脳は糖をエネルギー源としていているため、低血糖に敏感に反応し、30r/dl以下だと昏睡やそのまま死にいたることさえあります。

■血糖70〜60mg/dl以下;軽症の低血糖で異常な空腹感や生あくびが生じます。体内において血糖を上げようとするグルカゴンやエピネフリンが反応し始めます。  
■50〜55r/dl;中等度の低血糖で冷汗手指のふるえ動悸などの交感神経症状が生じます。
 
■50r/dl以下;高度の低血糖隣ではめまい眠気イライラ感集中力の低下など脳症状が出現します。


sick day(シックデイ・病気の日)とは、糖尿病の治療中に他の病気に罹ったときの状態です。発熱や疼痛、下痢、嘔吐などでは血糖が乱れ、血糖はむしろ高くなり脱水が生じます。インスリンは通常通り接種し、水分を十分摂取するようににします。そして、血糖値が300r/dl以上・尿ケトン体の強陽性・お粥や果汁など摂れなくて低血糖になるようであれば、受診する必要があります。

無自覚性低血糖とは、上記のような経過をたどらないで、突然に重い低血糖発作を来たすことです。中枢神経や自律神経の障害を来たしているためです、低血糖後は10日間程、血糖の目標値を高めに設定することで低血糖発作を予防します。

対策;ステックシュガー(棒状砂糖10g)を溶かして飲み、15分経っても回復しなければ追加します。(ジュースなら100〜150ml)
 緊急のため、「棒状砂糖(10g)」を2本以上常に携帯するとよいでしょう。


05.5.27 藤田神経内科病院

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