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医薬情報148
「突然襲う糖尿病」
糖尿病は、長い時間をかけてゆっくり進行すると考えられがちですが、最近、数日でインスリンの分泌がストップする、超急性のタイプがあることが分かってきました。2003年に大阪医科大の花房俊昭教授が「劇症1型糖尿病」と命名し報告しました。
▼ある症例42歳の男性(大阪市)
平成19年4月11日に微熱と全身倦怠感があり感冒症状があり、。また、吐気を伴い腹部も痛む腹部症状を伴いました。13日には夜より口の渇き著しくなり、一晩に数gも飲み、尿も多くなりました。14日に近医の診察を受け、血糖が異常に高く445r/dl、あって、糖尿病の飲み薬を受けました。翌日は日曜日でもあり救急外来で意識がモウロウ状態で「ウン、ウン」とうなずくだけでした。16日(月)ストレッチャーで入院しましたが血糖1500r/dlと高値を呈し心停止となってしまいました。
血糖値が800mg/dlを超えるような状態まで急激に上がり、放っておくと、こん睡に陥って命を落とす危険性もあります。風邪のような症状で始まるため、見落としやすいのが問題です。前ぶれとなる症状や、血糖値の検査で早めに発見したいものです。なお現在、糖尿病は強く疑われる方と可能性がある方を合わせると約20000万人と、国民の約6人に一人ということになります。
▼糖尿病は大きく3つに分類されます。
@原因不明の1型糖尿病(小児糖尿病と特発性(非劇症型+劇症糖尿病))
A糖尿病の90%にあたり、インスリンの不足や肝・筋肉でインスリン作用が弱まる2型糖尿病
B原因が膵臓以外の疾患にあって合併症としてのその他糖尿病
1型糖尿病の多くは、15歳未満に発病し小児糖尿病といわれ約250万人(1.5/10万人)いますが、インスリンが分泌β―細胞への自己免疫疾患と言われています。その他に特発性のものがあり、その中の劇症型が今回報告されたもので「劇症型1型糖尿病」といわれるものです。
▼その特徴は
・今までまったく健康である
・風邪症状・腹部症状
・著しい口渇 ・高血糖に関わらずHbA1cは正常値 ・40歳台(特に妊娠している女性)
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